ジョン・C・マクスウェル

言葉を力に

楽な方を選んでしまうのですよね。人生1回だけなのに。。。

マンネリから脱却しないといけない!

一度ある思考法がうまくいくと、もう役に立たないとわかっていても、何度も繰り返してそれを活用したくなることは確かにある。
しかし、「明日の成功」を妨げる最大の敵は「今日の成功」なのである。
進歩の前には変化が起こるものであり、常識に疑問を投げかけることによって、さまざまな摩擦が生じるのは仕方のないことだ。
自分の考え方やいまのやり方に固執しすぎると、何も改善されないと覚えておこう。
最後に「何か初めての体験」をしたのはいつだっただろう。
あなたはリスクや目新しいことを避けようとするだろうか。
マンネリから抜け出す最良の方法は、革新を起こすことである。
少し頭を使うだけでも、小さな革新を毎日のように起こすこともできる。
いつもと違う道を通って通勤したり、行きつけのレストランでいつも注文しない料理にチャレンジするのである。
よくわかっている仕事をするのに、いつもとは違う同僚の助けを借りる。
つまり自分の“自動運転装置”のスイッチを切るのである。
「非・常識」に考えるとは、疑問を呈し、よりよい選択肢を求めることでもある。
方法はどうあれ、新しいことを新しい方法でやるのが重要なのである(新しいことを誰もがやっている方法でやっても、常識に抵抗することになるかどうか)。
マンネリから脱却して、違ったことをやってみよう。
結局、常識や通説は居心地がいいのである。
それは持ち主の身体に馴染(なじ)んだリクライニングチェアのようなものだ。
古いリクライニングチェアの問題点は、誰もそれを改めて眺めたりしないことだ。
もしそうすれば、そろそろ買い換え時であることがすぐわかるのに。
成功するために通説や常識に背を向けるなら、居心地の悪い思いをするのにも慣れなければならない。
それは流れに逆らって泳ぐようなものだ。
私はいつも「非・常識」を実践しているのでよく知っている。
『すごい「考える力」』(齋藤孝訳)知的生きかた文庫
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